私心を捨てること、人のためにつくしきること

始めは生活のために働く。それでいい。徐々に技術を身につけ専門性を磨き顧客に喜ばれるようになる。三年目になると心の底から自信が出てくるのがわかるはずだ。そこまではお金を自分で稼ぐこと。自分で稼いだお金を自分で使う喜びを味わえばいい。だが、そのうちに自分が充実しているだけだと物足りなくなってくる。本当に仕事を極めてくるともう採算とか利害とか損得とか打算とかはふっとんで、純粋に顧客にとって一番良いことを手間隙考えずにやり尽くしていくことが実は次につながってくる。損得抜きで仕事をしてしくことは短期的には損かもしれない。しかし、人生はうまくできていてやればやっただけ後で返ってくる。始め楽してうまくいけば後で楽してうまくいった代償が必ず求められる。後で実力のなさを思い知って、結局は本当の力がつくための努力をしていかなければならない。それにたいしてその時何ら見返りがなくとも寝食を忘れて仕事に取り組んでいけば、自分の経験値は確実に上がる。その経験値の蓄積が大きな財産になる。若いうちに思いっきり勉強して思いっきり働き思いっきり専門性を磨く。そうすればやがてあなたは社会からいつも指名がかかるようになる。