これで、ひとつ、すすむ

   これで、ひとつ、前に、すすむ。
   誠実さと、謙虚さを、僕は忘れていたから。
   僕は、自分のために生きていた。
   僕はもう、ひとりではない。
   だから、自分のためだけに生きていてはいけないんだ。
   人様のお役に立つために生きていけばいいんだな。
   これで、よかったんだ。
   これで。

からっぽ

からっぽ。
あたまのなかは
からっぽ。
とぎすまされている。
なんのわずらいもない、
なんでもバランスをとれる
とらわれのない感覚。
こんな心になれるなんて、
ひさしぶり、
メンテナンスを怠ると
すぐにささくれだつから
注意しよう。

心の中のヘドロをさらえる

心の中のヘドロをさらえるのは簡単だ。
困難に、遭遇すればいい。
困難に、遭遇して、逃げないでやり抜く。
これでもか、これでもか、と続く試練と困難に、冷静に誠実に、心を無にして相対する。
決して、私利私欲を優先しない、この一点だけ守りながら、困難に相対していけば、心の中のヘドロはきれいにさらえることができるのだ。
    たえず、心の中はきれいに、清く、正しくしたいものだ。
    とても、気持ちがいい。心の中が軽くなったからだ。

なるように、なる

なるように、なる。
人生はいつも順調なら、
何の成長もない、深みのないものになるだろう。
いや、底の浅いものになる。
困難があって、苦難があって、
悔しい思いがあって、臥薪嘗胆があって
面白いものになる。

困難は、
あなたはそこに留まってはいけませんよ、
あなたは次の階段を昇るときがきたのですよ、
という、神の啓示だ。

だから、昇ればいい
神が用意してくれた階段を昇ればいい。

ただ、それだけのことだ。

気持ちがいい

気持ちがいい。
心の底にある
わだかまったもの、
どす黒いヘドロ、
逃げて見過ごしたもの、
そんなものを
こそげて
削り取った

そんな感じ

これでまた
新しい始まりを
向かえることができる

やることは
たくさんあったなあ
何を恐れていたのだろう

何を逃げていたのだろう

まあ、
時間が
ゆったりながれる

気持ちがいい。
これもまた
神からのご褒美なのだな

限界

入試の直前は、体力も、精神も、限界を超える。毎日、毎日が、疲労と、精神のバランスが崩れそうになるのを持ちこたえながら、生徒さんを励まし、保護者の方を元気づけていく。
    こんなときに、次から次から試練はやってくる。限界を越えた、もうこれ以上無理!というときに、試練はやってくる。そういうものなのだ。
    だが、辛いとき、苦しいとき、もうこれ以上は無理だというとき、人は成長できる。
もう限界だと思っても限界ではなく、自分を広げるいいチャンスなのだ。
    今年は、そんな経験ができた。
   とても久しぶりだ。
   神様、ありがとうございます。
   

今年

本当に今年はねらいどおり合格した。
すごいな、と思う。
ひとつひとつ
適切なタイミングで
生徒さんを成長させていく。
待つときは待つ。
通常は待つ時の方が長い。
時期を待って
勝負どころが来たら一気にかけ上がる。
中学受験は子供がやるものだから
ひとりひとりの成長の段階で
やれることと、やらないことがある
だから、ひとりひとりの成長の段階で
やれることをやっておく。
すると、自立するときが来ると
スパートがかかる。
まあ、うまく回ってくれた。
おめでとうございます。

日常

ようやく、日常に戻った。戻りつつある。そっちのほうが正確か。体の細胞が徐々に、臨戦態勢から日常の細胞に戻ってきている。不思議なのだが、こういうときはからだがしびれるのだ。極限まで緊張し、収縮した細胞がゆっくりと安心して、広がっていくからだ ろうか。心地よいしびれなんだ。
    日差しが春になっている。
    これで、一年が終わって、また始まるのだな。