10年

今日で桜葉塾は創業してから10年が過ぎた。10年前の今日一人の男の子が初めてここに来た。半年間その男の子一人だった。その時にひとりを伸ばすことが、ひとりの積み重ねが大切なんだと思った。あれから10年たったのだな。充実した、いい年月だった。これからまた、傲らず、一歩ずつ、誠実な仕事を続けよう。本当にありがとうございます。

心を和らげる

神経を張り積めて、アンテナを張り巡らせ、様々な顧客の要望に応える。全精力を傾け誠心誠意、教育というサービスを提供する。どこかで心を和らげることが必要だ。今日は久しぶりに心を和らげることができた。車をだして、買い物をし、墓参りに行く。ご先祖に手をあわせると気持ちが和らぐ。息子と食事をする。何を話すでもないが。家族といっしょの時間を過ごすだけでいいのだ。ゆっくり風呂に入る。静かに心を落ち着けて瞑想する。からだの細胞ひとつひとつがくたっとなっていく。緊張が分断されて心がやわらかくなってくる。これが休息なんだ。神よ。この私に安息の日をお与えくださりありがとうございます。

やがて傷も癒える時がくる。

傷だらけの鳥も、優しさに満ちた中で温かさに触れていれば、やがて澄んだ声を取り戻して、回りの人達に素直な気持ちで接することができるようになる。辛いことばかりだった人間も大切に、人間としての扱いをうけていれば、やがて荒んだ心も楽になり、明るさが蘇る。自分を持ちこたえ、耐えに耐え、チャンスをじっと待っていれば道が開けることだって人生にはある。

大切に扱われると人は必ず応える

人を大切に扱えば、その人はその扱いに必ず応えてくれる。人を粗末に扱えば人の心はいつか離れていく。ならば、人を大切に扱おう。大切に育てよう。やり方をひとつずつ丁寧に教えよう。わからなければ何回も教えればよい。丁寧に教えてわかったものは、ちゃんと責任を持ってやってくれるようになる。さらに、ちゃんとやってくれたことをほめると、その仕事を一生懸命やってくれるようになる。屈辱を与えて、悔しさをバネにして、仕事を覚えさせるやり方もあろう。しかし、屈辱から出発したものは怒り、不満、恨みを生んでしまう。明るさがうまれないのだ。どうせ、仕事をするならば、明るく、希望に満ちた、笑顔の絶えない空気をつくる。だから、人は大切に扱うのだ。必ず、人は育てたように育つのだ。

マスメディアの言うことに飲まれない。

マスメディアの情報は意図的に悪意が含まれてながされている。不安を煽ったり、被害を強調したり、同じ出来事が方針によって180度異なった価値判断がなされる。その価値判断にその都度飲み込まれてはならない。不景気だ、と言われたら不景気な気持ちになり、景気がよくなると言われたら景気がよくなったような気持ちになってはいけない。大マスメディアが報道していても、自分の目で、自分の心で価値を判断できるようになろう。

覚悟がいる

誰も知らない、誰も助けてもらえない、見知らぬ土地で生きていくにはハンパない覚悟がいる。誰も知らないのだから。誰にも助けてもらえないのだから。右も左もわからないのだから。覚悟しよう。自分の力で、誰にも頼らず、何者にもすがらずに生きていくのだ、と。自分の力で生きていると、どこかで自分に合った仕事に出会い、引かれる人に出会える。俺は今まで生きてきて本当によかった、と思える日もくる。これが人生を切り拓くということだ。

自分で自分を裁判できること。

今自分に起きたことについて自分に責任があるか、ないか。また、責任があるのなら何をすればよいか、何を変えればよいか、自分の心の中を自分で厳正に裁判できること。どんなに理屈をつけても、言い訳をしても、自分の心の中にあるもう一人の自分に虚偽の申告をすることはできない。回りの人達や、社会はいろいろこねくり回せば騙すことができる。しかし、もう一人の自分には嘘はつけない。その時誤魔化すことができたとしても必ずその人に還ってくる。ブーメランのように還ってくる。そして、あなたが自分を厳正に裁判できるようになるまで誤魔化したことはブーメランのように還ってきてあなたを苦しめるだろう。だから、自分を厳正に裁判し、考えを修正し、行動に表せるようになろう。自分で自分を厳正に裁判できると、すぐに神がお許しになったことを実感できるだろう。

晴れの舞台

とうとう晴れの舞台だ。これが本当のスタートだ。おめでとう。これからお互いに一人でも多くのお客様に心から喜んでいただけるよう精進を続けよう。充実した仕事をして旨い酒を飲もう。本当におめでとう。

苦しい時に強いのが本当の強さなんだ。

うまくいっている時に強くてもあまり大したことはない。状況が急に変わったり、とんでもないことが起きたり、危機的な状態のとき、辛いとき、悲しいとき、その苦しみを楽しさに転嫁して乗り越す。これが本当の強さなんだ。俺は本当に苦しい時、強いんだ。絶対に逃げない。必ず立ち向かう。逃げずに立ち向かうことを決意する、逃げないと決める、それだけで、辛いことも、苦しいことも、悲しいことも、とんでもないことも、去っていく。逆に、苦しいことから逃げると辛いことや苦しいことが次々と追ってくる。だから、辛いときは辛いことから逃げない方がいい。挑むんだ。挑めば辛いことの方から逃げていくことがわかるだろう。

僕は一度だけ復讐を誓ったときがあった

僕は人生の中で一度だけ
復讐を誓ったときがあった
あのときは頭に血が上っていた
でもすぐにわかった
復讐なんて何にもならないと
復讐なんて何も生まないと
復讐はさらなる悲しみを生む
復讐はもっと大きな復讐を生む
連鎖するだけなのだ
自分の心が汚れる
自分の血が汚れる
自分の肉体も汚れる
誰も嬉しくない
誰も喜ばない
ただあの時
直感でそう思った
やめよう
よかったなあ
あの時やめようって思って
よかったなあ
あれから
あの時から
もう25年たったのか
よかったなあ
よかったなあ
ありがとう
ありがとう
ありがとう