心を整える

決して無理を続けてはいけない。あとで精神の崩壊を生むからだ。もちろん、無理をしなければならない時がどんな時もある。勝負時は精一杯走り抜けなくてはいけない。ここぞというときは無理をしなければならない。だが、決して無理を続けてはいけない。無理をしたあとは、一段落つけば自然と体も心も休息を求める。そのときは休息をとればいい。誰がなんと言ってもちゃんと休む。そういうバランスが必要なんだ。

回復

人生をろうそくの火にたとえるならば、仕事のピークの時はもう、そのろうそくをガリガリと削りながら走り抜いていく感覚で生きている。傷つき、疲れ果てる中で、もうギリギリのところで踏みとどまりながら、顧客を励まし、勇気づけ、奮い立たせる。そんな感じなのだ。しかし、ほんの少しでも日常生活に戻るだけで心も体も回復していく。苦しいことは実は一瞬なんだ。そのときは長く感じても、本当はほんの短い間なのだ。夜は冷え込むが日差しはもう春だ。はやく桜の花が咲かないかな。そして、桜の花が嵐のように舞い散る季節にならないかな。

プロになるために。二年目

二年目は気持ちが緩む。仕事がわかってくる。一年目の学んだことがだんだんルーティンワークになってくる。だから、仕事は楽にできるようになる。でも、昨年の疲れが出てきたり、なんとかやれそうだなという安心感から迫力のあるダイナミックなところまでは行かない。駄目なわけでもないし、いいわけでもない。そんな感じで二年目は過ぎていく。でも、二年目の終わりになると来年は飛躍できるな、ということがわかってくる。ひとつのキャリアとして三年で完成するからだ。

障害だらけでも

何かやろうと思ったら、障害だらけだ。プラスの要因なんてほとんどない。だから、やめておく、では結局何もやらないということだ。何もやらないで一生を終える。出来ない理由を永遠に数え上げてね。でもね、満杯に入ってるプールの水だって、全部空にしろと言われたら、まずは手で掻き出してみるんですよ。そうするとコップで汲めばちょっとだけ効率がよくなるな、と気づく。コップで掻き出していると、今度はバケツという手がある!とわかる。始めは少しずつ少しずつ前へ進む。そして、あるときポンプってものがあるけどどうだい?ていうことになる。どこかで勢いがつくときがくる。その手順を学習した者はもうわかっているから慌てず騒がす、たんたんとやっていけるようになる。

プロになるために。一年間は勉強だよ。

プロになるために。一年間は勉強するだけだ。一年間はひたすら新しいことを学ばなければならない。この仕事ができるようになったな、と思ったら次の仕事、またその仕事ができるようになったなと思ったら、また次の仕事。次次と新しいことを学ばなければならない。人間は新しいことを学ぶときはものすごいエネルギーが必要だから疲れやすい。また、新しいことだからすぐにはできるようにならないからぎこちないし、なかなか人に認めてもらえるところまでいかない。でも、一年の終わりになると自分のできるようになった仕事ともうちょっとだなという仕事がわかってくる。来年はこうしたいなと意欲が沸いてくるようになる。そうすると少し自信が出てくる。

プロになるために

プロになるために。始めは何もかも新しいことだから、何もできないし、しかも、疲れやすい状態になる。それでも、技術を学び、磨く。自信がもてなかったら、自信が持てるまでやる。必ず、これならやっていけるな、というところに来れるようになる。ここまでやると、顧客がつくようになる。顧客がついて尚かつ顧客に喜んでもらえるようになると心から自信が生まれ、生きていることが楽しくなる。ひとつのキャリアとして形になるのは三年かかる。だから、やりはじめたら絶対に三年やる。三年やるとひとつの仕事の全体がわかり、この世界でやっていけるな、と思えるようになる。

休息

今日は休息しよう。何もせず、何も考えない。休めばいい。たっぷり眠ろう。ゆっくり起きて、ゆったり食事をしよう。たくさん話をしよう。

喜びは一瞬だ。

喜びは一瞬だ。99%は長く、辛く、苦しい道が延々と続く。たった残り1%の喜びのために人はこの長く、辛く、苦しい道を歩く。だが、その1%は99%をすべてひっくり返してしまうのだ。その1%の喜びのために人は戦い続けることができるのだ。

流されない2

流されない。何が正しくて、何が正しくないか、最後は自分の心の中にある直感というか確信で決める。みんながこういっている、とか、偉い人もやっている、という理由で決めないこと。人に頼ったり、すがっても、最後は自分の撒いた種に芽が出て、花が咲き、実がなる。人にすがれば人にすがったなりの種を自分が撒いて、すがったなりの花がさくのだ。自分が決めて撒いた種には自分が決めてやったんだという花が咲き、実がなる。どこまでも、どこまでも、逃げず、人生に責任をもつことだ。

情報は吟味して受け取る

情報は吟味して受け取ろう。新聞も、テレビも、ラジオも、雑誌も世の中を斜に眺めた、不平や不満、愚痴から発せられた情報が多い。愚痴や泣き言から出来上がった情報は人間に否定的な観念を植え付けてしまう。そうすると何を見ても、考えても悲観的な考えになりやすく心が働くようになってしまう。前を向いてしっかり生きていこうと思ったら、不平や不満、愚痴から発せられた情報を脳に入れてはいけないのだ。前をしっかり向いて生きていこうと思ったら、前を向いた情報を受け取っていくことだ。