成長

あなたは人のせいにしなくなった。自分が直せばいいことは周りに関係なく直すことができるようになった。自分にほんの少しでも非があれば、たとえ周りにも責任があっても、それについては触れないで自分がよくなかったと、思えるようになった。これが人間として、大人としての成長なんだ。実は周りの空気を良くしようと思うと、自分がよくなかった、悪かったと認めてしまうのが最も有効なのだ。自分が非を認めてしまえば、周りもこちらこそよくなかった、こっちにこそ非があったと、互いが互いをいたわることができるようになる。自分を正した方が、周りも互いのよくなかったところを直せるようになるものなのだ。世の中のたくさんの争いや内部の亀裂、闘争は元の原因はほぼ全てが責任を擦り付け合うこと、互いに傷つけあい、強情の張り合いになることから始まり、こじれていく。人のせいにせず、自分に非があれば速やかに認めて直す。それが、周りを動かす力になる。よく成長してくれた。人は変われば変わるものなんだ。こういうことがあると、人を育てることは楽しいな、と思えるのだ。