ひとつひとつ積み重ねよう。
ひとつひとつの積み重ねが大きな流れになる。
突然、大きくなることはない。
だから、ひとつひとつを積み重ねよう。
すると、飛躍できる時がくる。
節度を守る。
実力以上に顧客を抱えてはいけない。たとえ資本主義の社会のなかにいても、利益だけを、目先の利益だけを追うことは愚かな行動だ。顧客はサービスの質が低下しても、すぐには言わない。しばらく経ってから行動する。今の少子社会では、業績よりも通ってくれているその生徒さんが、保護者の方が心から信頼してくださるか、その一点でやっていけるかどうかが決まる。だから、実力以上に顧客をとることは信頼を損ねてしまう。資本主義の社会においても、節度を守って顧客をとることが必要だ。この仕事は自分の命より大切な子供さんを扱う。その子供さんがいつも心から納得してやっと続けていただけるのだ。
人はきちんと育てると仕事をしてくれるようになる
人はきちんと育てると仕事をしてくれるようになる。仕事はきちんとできるまで教えること。教えてできるまでくりかえし教えること。なかなかできなくてもしつこく教え続ければいい。そして、できるようになったら褒める。できるようになった時にほめると、そのひとはその仕事に愛着を持ってくれる。だから、そのあと絶対に手を抜かない。また、できるようになった瞬間の気持ちのよさを記憶してくれる。仕事ができるようになることは誰にとっても快感を伴う。その快感を心に刻み込ませてあげるのだ。怒らないで育てる。くりかえし育てる。できたらほめて覚えさせる。これをやると、安心して、今までの、その人の人生の、心の垢が洗い流される時がくる。その時、その人はその人の明るさを取り戻すことができるのだ。
自分のことはいい。
もう、自分のことはいい。そんな気持ちだ。私は今までこんな気持ちになったことはない。自分の身を守るとか、自分の利益にしがみつくとか、そういう自分という殻の中で考える気持ちがぱーんと破けて、砕けちってしまったような心持ちなのだ。今までこんな気持ちになったことはない。でも、自分という小さい殻の中で一生懸命考えているより、ずうっと気持ちがいいのだ。心が楽なのだ。心の奥底にあった黒いヘドロのような感情まで吹き飛ばされて、清水できれいに洗い流されたようだ。とても気持ちがいい。こんな気持ちになれるんだな。神様がくれたんだな。
安定なんてない。
安定なんてない。安定を望む時は、楽したいと思ったときだ。これから先ずっと同じなんてことはない。絶えず、状況は変わる。その状況を正確に理解して、状況に応じて自らを変えて、対策を考えて、動き続けるからうまくいく。回っていく。つまり、安定とは変わり続けていくことなのだ。
小さな誤解を日々解く
毎日いろいろなことが起きて、いろいろな判断をして、いろいろな言葉で相手に伝えていくと、自分には全く意図していないように相手に伝わり、その誤解がもとで、やる気を失わせてしまったり、悪い感情を持たれたり、すべてを不信に感じるようになってしまうことがある。
自分はそんなこと思ってもいないのに誤解されて、不信に思われる。とても悲しく残念なことだ。しかし、その誤解を大きな不信になるまで放っておいたのは自分なのだ。この人最近おかしいな、態度が悪いな、と思ったら、時間をつくって、話をする必要があった。その話を聞いて、誤解をとく努力と手間をかける。それで済んだのだ。きちんと話を聞こう。きちんと話をしよう。
生きることに辛い人がいたら
辛い人がいたら、何もその人を変える必要はありません。
その人に同情する必要もありません。
その人に、その人の人生に何があったかは知りません。
どんな辛いことがその人にあったとしても、心を閉ざすことを選んだのはその人なのです。
ただ、このままではその人は心を閉ざしたままです。
暖かな日のひかりを浴びることもできません。
きっと、心を閉ざした人としか付き合うこともできません。
だから、まず同情はしないこと。
辛かったね、だから、心を閉ざすのも仕方ないね、と言ったらいけないのです。
辛かったね、辛かったけど、まだ生きてるよね。
希望はあるよね。
あなたが勇気を出して
心からの笑顔ができる日がくることを待っているよ、って
励まし続けることは、疲れるけれどできる。
一度閉ざした心はすぐには開かない
でも、少しずつ開いてみようかなと思わせていく。
ずっと、少しずつ、つかず、はなれずやる。
氷は一度になると水になるのだから。
一度になるまで、つかず、はなれずやる。
つかれますよ。
根気がいりますよ。
でもね、
暖かくしてあげれば
氷は必ずとけるんです。
すべては自分に責任がある
何があっても、何が起きても、必ず自分に責任がある。言い逃れをしてもいけない。言い訳もしてはいけない。理屈を並べてもいけない。自分に起きたことは必ず自分が種をまき、自分がその種に水をやり、自分が花を咲かせ、自分が実をならせたのだ。自分は種もまいた覚えもないし、水をやったことも、花を咲かせたことも、何ら身に覚えがないなどということはありえないのだ。すべて自分の身の周りに起こることは自分に責任がある。だから、起きたことは自分で責任をとる。最後まで立ち向かおう。最後まで取り組もう。最後まで戦おう。そして、責任をとって、処理が一段落したら、旨い酒を飲もう。これが、旨い酒にありつけるコツだ。たったひとりでもね。
いいスタッフでかためたい、と思ったら、人を愚直に、大切に、育てることだ。
いいスタッフでかためたい、と思ったら、人を愚直に、大切に、育てる以外に方法なんてない。一生懸命に求人して、一人一人誠実に面接して、丁寧に丁寧に教えて、大切に育てる。教えて、やって見せて、やってもらって、できたら必ずほめる。何回も何回もほめる。価値観が合わないなと思っても少し待ってあげる。価値観が合わないのは、生きてきた環境が違うのだからすぐには変われないのは致し方ない。わかる時期になるまで間接的に何度でもわれわれの価値観を伝え続ける。価値観とか、理念は他のスタッフが理解して、その考え方にしたがって行動できるように成長していれば自然とわかってくれたんだな、というときがくる。
プロは人のせいにしない。
プロは人のせいにない。もちろん、色々な要素が絡まって事はおこる。しかし、自分の周りで起きたことはどんな些細なことでも自分に原因がある。自分に原因があれば自分を変える。自分の撒いた種は自分で刈り取らねばならない。逃げることは許されない。他人のせいにすることはいつでもできる。また、自分の成長をも妨げる。自分を責めなくてもいい。が、改めるところはさっさと改めるのだ。