人生は長いから、今がよくないからって悲しむことはない。

人生は長い。長いから、今失敗したり、うまくいかないからといって、悲しむ必要はない。失敗しても、経験は残る。なぜ失敗したのか、原因は何か、どうすればよかったのか、智恵も残る。うまくいかないとしても、うまくいかない時の人の気持ちはわかるようになる、うまくいかない苦しみや焦り、悲しみだってわかるようになる。人の気持ちがわかるようになる。智恵や経験は残るのだ。その上で軌道を修正していけばいい。生きていればいいときばかりではない。生きていくことが苦しくて苦しくて仕方ない時だって来ることがある。しかし、そこ苦しい時がその人の心の土の中を深く深く掘り下げてくれる。そして、優しさや愛情の根を心の土の深いところまで張り巡らせることができる。そして、優しさと愛情を心の中に深く掘り下げた人は、

心の危機

十年に一度くらいの周期で、今までのやり方を捨てて、次へ行かねばならなくなる。今はまさに次へ行きつつある最中だ。やりなれたことを捨てる。そして、まだやったことのない、ろくろく考えたこともないことをやっていく。これは恐怖である。それでも、次へ行かなくてはならない。この高度に成熟した資本主義社会では、次から次へと新たな地平を開拓していく必要がある。そして、この開拓に成功し続けなければならない。次へ、そして、次へと走り続ける。これがこの高度に成熟した資本主義社会で生きる宿命なのだ。この宿命に疲れてしまったり、逃げたしてしまったりする人の気持ちが僕にはすごくわかる。戦っていると、いつでも、この宿命から逃げたい、解放されたいというブラックホールは大きな口を開けて、自分を待っている。狙っているのだ。そのことを十分にわかった上で、うまず、たゆまず、くさらず、前を向いて、愚直に、誠実に、たんたんと、やれることを貫いていく。これがこの社会で生きていくコツである。いいかい?ブラックホールに背をむけるのだ。そして、前を向いて泳ぎ続けろ。最後の最後まで明るく、誠実な生き方を貫け。楽しめ。これがお前に神から与えられた使命だ。

ひとつ、おわった。

ひとつ、おわった。まだ、これから続くのだけれども、これでもう、全身全霊で、ものすごい精神的労力を奪われることはなくなる。人生には立ち止まって、心の内へ内へと向かっていく時がある。心のことは明快な答えがないし、答えがわかっても、すぐに答えを実行に移せるわけではない。だから、長く辛い状況が続く。この状況で努力を続けることは並大抵のことではない。精神的なエネルギーが大量に消耗される。だが、もう底は打った。こうなれば少しずつ、少しずつ、快方へ向かう。よかった。気持ちがいい。

不撓不屈

ああ、腹の底からわかった。甘えや、傲慢、恐怖、不安、ごまかしが腹のそこにたまっていた。そして、きれいに剥ぎ取られた感覚。身軽で、何もない、何も持たない感覚。久しぶりだ。すべてを捨てることができた。何も背負わない。ただただ私欲を捨てて、信じる道を行けばいいのだ。やっと、ようやく、こんな気持ちになれた。本来はいつもこうでなくてはならなかったのだ。今の気持ちを忘れるなよ。

しっかりとためをつくる

飛躍するには、しっかりとためをつくる。
土台の無いところに、家は建たないし、
根っこがしっかりと大地に張り巡らされていなければ、幹を太くできない。
しっかりと土台を築こう。
大地に根を張ろう。
飛躍するために。

俺は今まで生きてきてよかった。

経営は永遠に終わりのない苦しみだ。たしかに、苦しみが永遠に続くのだ。しかし、それでも長いトンネルを抜けて突き抜けることができることが確信できるときがある。そんなときは、俺は、今まで、生きてきて、よかった、と思うのだ。命を賭けて経営をしてよかったな、と。

神は乗り越えることのできない試練は与えないから

神は乗り越えることのできない試練は与えないから、乗り越えればいい。これでもやれますか?これでもまだやれますか?こういう場合はどうですか?こうだったらどうしますか?永遠に試練が与えられる。それでも、神は乗り越えることのできない試練は与えないから。だから、乗り越えていこう。やれるから与えられるのだから。越えていこう。ひとつひとつ、越えていこう。真摯に超え続けると、たまに休息がいただけるよ。

突き抜ける

長いトンネルも、やがては終わる。暗いトンネルにいるときには、わからないが、光が射せば今まで、やって来たことがよかったのか、悪かったのか、わかる。これで、やれる。これで、また戦える。ありがとう。なにものかわからないけれど、ありがとう。