燃え尽きるということ

燃え尽きて、気力がわいてこないときがある。
でも、燃え尽きたということは燃え尽きるまでやったということだから、自分を誉めればいい。
でも、燃え尽きたとしても、日常は待ってくれない。
生活していかなくてはいけない。
でも、燃え尽きている。だから、人知れずやすみやすみやろう。
燃え尽きた時は、余分な力を抜いていくチャンスなのだ。
でもね、燃え尽きるということは、燃え尽きるまえの、やりはじめたスタートに問題があることに気付けるといいのです。
スタートの動機が苦しみだったり、勝ち負けだったり、不満だったりすると、燃え尽きてしまうのです。
だから、今度は人から喜んでもらうためにやる。
そう、考えてみるとどんどん軽くなります。
頭に入れておいてください。

今年も桜を見に来ることができた。去年の桜から一年経ったのだ。一年やれたのだ。桜を見ると、また今年もやれると思う。また来年も桜が咲くように。桜が見れるように。

突き抜ける

今まで、誠実に、正直に、顧客の要望に応えることだけに集中してやってきた。それしか自分にはできないし、このやり方しか知らないし、できない。また、誠実に、正直に、顧客の要望に応えてきたから、それがいいと思ってくれる人がここで働いてくれている。
顧客がついたら、水で薄めたサービスにすることもできたかもしれない。だが、自分にはできないし、向いていない。
今の誠実に、正直に、顧客の要望に応えることを続けていくことがやり方として正しい道だろう。もちろん、時代の波によって変えるところは変えていくが。
下地というか、基盤が大切だ。採った人は大切に育て、心を強くしていく。仕事ができるだけではたりない。崖の淵にいる人を支える仕事だから心は強くしてあげなくてはならない。サービス業は人が全てだ。働いてくれている人が幸福であること。経営するということは、幸福を追究することでもある。

祈る

祈る。
手を合わせて祈る。
ありがとうございます。
それだけを祈る。
ありがとうだけ。
願い事は思わない。
自分でやることだから。
ただただ見守ってくれることに
自分にもお日様があたためてくれることに
雨がふってくれることに
ありがとうございました
それだけをおもう
それだけで満ち足りた
静かなきもちになる
それだけてもう
じゅうぶんなんだ
自分には。

何の煩いもない気持ち

何の煩いもない気持ちになる。これが幸福だ。
ただただ、ゆったりと、静かに過ごせること。
これが幸福だ。
いいときも
そして、わるいときも
いつもこんな気持ちでいられるといいな。
まあ、いつまでも続いてほしいと思うと逃げ出してしまうけれど。
幸福だなあ。
神様、ありがとうございます。
この私に休息をくださって。

成功し続ける恐怖に脅かされないこと。

成功することはやさしい。成功するだけでよいのだから。
しかし、成功することはまだほんの、スタートに過ぎない。
ビジネスはあらゆる方面に頭と体と、魂をも動員してなんとか成り立つ。
ひとつの成功で終わりではない。
次、次、次が待っている。
その次、次、次が恐怖になるときがある。
恐怖が津波のように押し寄せてくる。
成功しているのに。
顧客も満足以上に帰ってくれるのに。
うまくいっているのに。
不安と恐怖に自分が追い込まれていく。
これは地獄なのだ。
たまに自分が無理を重ねていると、なる。
せっかくうまくいっていても、心から喜べない
心のなかは地獄になる。
でも、それは感謝が足りないことに気付けよ、ってこと。
お前を理解してくれている人がたっくさんいるんだよ、ってことを忘れるとなるんだよ。
いつもいつも伸びてなくていいよ、力をためるときも大切なんだよ、ってことを教えてくれているんだよ。
ビジネスはゲーム。
勝てば素直に喜ぶ。みんなで喜ぶ。
負けたら、素直に敗けを認める。そして、次の糧にする。
勝ちの経験と
敗けの経験を
積んで積んで心に貯めていく。
それでいいんだ。それで。
やらせてもらだてるんだ。
心を恐怖に支配されちゃいけない。
恐怖はさっさと帰ってもらうもの。
冒険できることに”ありがとう”と。
経験を積めることに”ありがとう”と。
自由にやれることに”ありがとう”と。

いいことに、ありがとう。わるいことにも、ありがとう。

うまくいっているときには、うまくいっていることに、周りの協力が得られることに、誰かが調整をうまくしてくれていること、それぞれに”ありがとう”って、心からの笑顔で感じることができること。
また、わるいときにも、うまくいかないことに、何か自分の考えや行動に誤りがあったことを教えてくれているんだということに、”ありがとう”と心からの気持ちで思えること。今まで協力してくれていた人が協力してくれなくなったら、その人に裏切られたと思ったらだめなのだ。それよりも、自分が本当にその人の立場に立って普段から労えていなかったこと、そして長い間その人の協力が当然のこととして権利のように考えていた自分の安易さを改めさせるためにおきたんだと。自分の傲慢を削り取ってくれていることに”ありがとう”と心から思えること。
いいときに”ありがとう”
わるいことにも”ありがとう”
こう考えていれば、実はそうそう悪いことは起こらないものだ。

耐え抜くために。

耐え抜くためには、膠着状態を楽しむこと。うまくいかない時を工夫のための時間として喜んで受け入れることだ。経営は苦しみの連続であり、耐えて、耐えて、耐え続けていくことだ。そんな中で耐えきれなくなったり、苦しみから逃げ出してしまうと、人の心は離れていく。スタッフの心も。顧客の心も。そもそも働くことは苦しいことなのだ。苦しいから顧客が頼みに来るのだ。苦しみを引き受けるのがいやなら、働かなければいい。苦しみを、技術を磨き、心を強くして、笑ってさっさとやってしまう。それがプロなんだ。仕事なんだから、これくらい当たり前ですよ、とさらっと言えること。それがプロとして当たり前のことのんだ。

耐えに、耐えに、耐える

前に進むためには、現状をしっかりと固めた上で進まなくてはならない。今やっていることを、誠実にやる。その上でじりじりと進んでいくことだ。耐える、耐える、耐える以外の何物でもない。簡単に突破できるわけではない。膠着する。その中で耐えに耐えながらたんたんとやることを、決めたことを、やりきっていく。必ず突破できることを信じてやり抜く。それだけのことだ。

回復

心が軽くなっていく。あんなに燃え尽きてしまったのに。あんなに疲れはてていたのに。やれることをひとつずつ、確実に片付けながら、問題を解決していく。人知れず、やすみながら。顧客は待ってくれない。だから、誠実に対応しながら、体と心を回復させていくのだ。
疲労は何度か波になってやってくる。これで取れたな、と思っても本当に回復するまでは何度かやってくる。昨年は無理をしたから、きっと波は多くやってくるだろう。それでも、その波とうまく付き合うこと。それだけ今まで頑張ったのだから、その勲章だとね、思ってね。それもまた忍耐かな。