飛ぶ

長く、苦しく、辛い数ヵ月だった気がする。この苦しみは自分にとって必要な試練なのだと思って、暗闇の中をかき分けながら歩き回っていた気もする。苦しみは人間に耐えることを教えてくれる。いいときに傲慢だった事や、知らず知らずのうちに自分に甘くなっていたことをも教えてくれる。苦しみは人間を強くする。苦しみが続く間はまだまだ問題は解決していないということだ。だから、苦しみが続く限り、苦しみは続く。まだ、終わりではないよ、と教えてくれるのだ。そう考えると苦しみは人間を頑張らせる力を産み出してくれるものだ。この数ヵ月の苦しみが自分の成長に役だっていることを信じる。

だんだん見えてくるんだな

脱皮するときは、だんだんと未来が見えてくるんだなあ。始めは考えていても同じことの繰り返しで全く前に進めない。同じところをぐるぐる回るだけだ。そんな堂々巡りが永遠に続くように思えてくる。もうそこから逃げることはできないのかな、抜け出すことはできないのかな、と思う。実際、考えても考えても答えは同じなのだ。もうだめかな、とか、もうこのまんまで仕方ないのかな、と思う。でも、もうだめだ!と思ってからが本当の知恵が出てくることを忘れてはいけない。もう逃げ場もない、打つ手もない、どうしようもない、でも、事態は急を要するときに見えるのだ。だんだんと未来が見えるのだ。さあ、これからその見えてきたものを形にして、突破しよう。何とかなりそうだ。頑張ってみよう。

残念なら残念でもいいんだけどね。

いや、別に残念でもいいんです。あなたの人生だから。あなたが残念な言葉しか言えなかったとしても、それはあなたがその残念なレベルでまだまだとどまっていたい、というだけのことなんですよね。僕にとっては、関係のないことなんです。人には人の心のレベルがあって、あなたが今そのレベルにいたければ、いればいいんです。そのレベルなりのことをやってもらえればいい。で、レベルが変化したら直ぐわかるんです。本当に直ぐに。一瞬なんてすよ。わかったな、レベルが上がったなと思ったら、そのレベルに合ったことをやってもらう。そういうことなのです。

君はまだだめだな、残念!

君はまだだめだな。とても残念だ。君はね、今のままだと永遠に前に進めない。かわいそうだけど。君はね、いいものをつくろうね、というと、それが難しいんですよね、と言うんだよね。難しくてもやらなきゃいけないんでしょ。こういうときはね、難しくても、やりますだけでいいんだよ。
君はね、絶対やり遂げるんだよ、と言うと、いつかそうなるといいんですけどね、と言うんだよね。絶対やりとげなくてはいけないんでしょ。だからね、こういうときはね、絶対やりますと言うんだよ。たとえそれがなかなかうまくいかないものであってもね、絶対やりますと言ってるとできてしまうんだ。でもね、それがね、いつかできるといいんですがね、と言ってると不思議とね、絶対にできないんだ。僕はね、あなたと話していると、100㌫、この人はまだだめだな、、という言葉しかでてこないんだよね。もうわかったかな、と思って聞くんだけど、いつ聞いてもまだ、むずかしいですね、とか、でも、こういうときはどうするんですか、とか、いつかできるといいんですがね、とか帰ってきちゃうんだよね。残念! とっても!残念。このまんま、難しいですね、そうなったらいいんてすけどね、で人生過ぎるとね、きっと、死ぬ間際になって、自分には結局勇気がなかったんだな、って思うんじゃないかな。でも、必ずわかる日もくるよ。絶対に。それまで、君がわかる日が来るまで、聞いてあげる。いいものをつくろうね、って。絶対にやり遂げるんだよ、って。

幸福

心の充実した状態を幸福というのであって、決して幸福という状態を固定することはできない。永遠に心が平安ということもない。永遠にいい状態は続かない。ただ、今を充実させるための不断の努力が あるだけだ。現実をしっかり見つめながら、理想を忘れない。いつもいいものを追求し、且つ時代の流れを感じとる。変化に合わせていく。そこまでやると、絶えず心の充実した状態でいることができる。それが幸福だ。決して幸福は固定できない。いつもいつも洞察と努力と行動がいるのだ。

労を惜しまない

仕事には労を惜しまない方がいい。もちろん、法律も大事だし労働時間や休日のことも考えなくてはいけない。しかし、一人前のプロとして生きていきたいのなら好きな人ができて結婚して子供ができる前に、労を惜しまず学び、働き、一つの業界のあらゆることをマスターしてしまうことだ。そうすると、時間を妻や子供に使うことができるようになる。やろうと思えばできるのだ。若いときに時間が来たら帰りますとか、休みがほしいですとか言っていると家族に時間を使いたいときに今度は仕事を理由に家族から逃げるようになりやすい。学べるだけ学び、スキルを磨いておけば人に任せたり、智恵を使って少ない時間で気持ちよく仕事ができるようになる。法律がどうあれ、ブラックだなんだと騒がれようが自分が一つの業界で本当にプロフェッショナル足らんと決意したら思いきりやることだ。本当に自分に合った仕事ならいくらでもできるものなのだ。

耐えに耐えに耐える

経営は忍耐だ。耐えに耐えに耐える。忍耐以外になにがいるだろうか。創造力もいる。決断力もいる。行動力もいる。勇気もいるし、華やかさもいる。しかし、その底流には耐える力がしっかりとなくてはならない。耐えに耐えに耐えながら一歩ずつ一歩ずつ前へ進んでいく。もちろん飛躍するときだってある。でも、その飛躍の前には長い長い忍耐があるんだ。大抵の人はその耐えている姿を知らない。また、経営者は耐えている姿を人に悟られないようにすることがカッコいいと思うのだ。

落ち着いていること

落ち着いてやっていこう。いらいらしながらやっても、焦りつつやっても、結果は底の浅いものになってしまう。着実に、着実に本当の理解を積み重ねていこう。それだけでいい。序序に足場ができて来ることがわかるだろう。理解の足場ができてくると、その足場が拠り所となって、気持ちが落ち着いてくる。そして、その落ち着きが集中力を生む。そこで勢いがでてくる。決して焦りからはいい結果は生まれない。

経営は永遠に終わりがない苦しみ

経営は永遠に終わりがない苦しみの連続だ。成功したら終わりではない。成功し続けることを永遠に継続することができねばならない。状況は刻一刻と変わっていく。これでしばらくいけるな、と思ったらもう次へ進む。それくらいでちょうどいいくらいだ。変化を読み取って、その変化に対応した商品を手早くつくる。そして、実験していく。ニーズがあることを確認しながら、やれることを拡大する。そんなことをやっていく。それを継続的にやる。苦しき時も当然ある。だが、苦しんだ後は得られるものもある。経験が、智恵が得られるのだ、

話の聞き方 一貫して大丈夫だと言う

挑戦が始まったら、一貫して大丈夫だと言うことだ。勝負事はあきらめたら終わる。少し無理なものも同じだ。あきらめたら終わる。どんなに不利な状況でも、苦しくても、負ける可能性が高くても、大丈夫だといい続けることで、最後の最後の最後まで戦い抜くことがてきる。本当に大事なのは最後なのだ。勝利の直前が一番苦しいし、大切なのだ。途中、もうダメそうなら引き返すなんて思っていたら、絶対に勝てない。可能性が有る限り焦らず、努力を続けよう。そこに勝機が生まれる。ギリギリのところで踏みとどまることが事態を変えていくコツなんだ。だから、最後まで大丈夫だと言うことが戦い抜くために必要なのだ。