仕事たけではない、家族がいる。2

仕事だけできても足りない。ただ、家族を大切にすることはそんなに大変なわけではない。まず、仕事を精一杯働いて極める。極めれば時間ができる。自分で時間をつくれる。家族と一緒に過ごす時間ができたら、妻と話すことだ。妻は日々家庭のことで奔走している。実は、いろいろと迷いながら生活している。その話を聞き、受け入れるのだ。近所の人といくら話をしたところで、本当にどうしたらいいのか、何をしたらいいのかは、世間話では決まられないものだ。それは夫と話すことで初めて妻自身もはっきりとわかるものだ。生きていれば毎日、毎日迷う。まるで雑草のように迷いは出てくる。ほんの小さな迷いでも放っておくと心の中を占領してしまうほどになる。だから、毎日妻の話を聞く。彼女に話に耳を傾けるだけで、彼女の思っていることがスッキリと整理されて自然とうまくいくようになる。それだけで充分なのだ。

仕事たけではない、家族がいる。

家族と一緒に過ごす時間をとることは、家族にとっても、そして自分にとっても人生を豊かにすることができる。奥さんがいつも明るくきれいでいてくれて、子供が屈託のない、いい子に育ってくれれば、それだけで充分に幸福を感じるだろう。そのために、仕事も家族も精一杯働いて、楽しむための学習がいる。というか、智恵がいるのだ。絶えず考えなくてはいけない。一日は24時間しかない。だから、一日に仕事にかけられる時間にも限りがある。だから、まずは精一杯働いて、はやく一人前になることだ。人の倍時間がかかるようではいけない。自分でできる仕事を極めることだ。三年もあれば自分でできる仕事のことはエキスパートになれる。その上でさらに半分でできないか、さらにもっと短い時間でできないか、ギリギリまで詰めていく。人に任せてもいい。そうすると、効果はおなじではやく切り上げることができるようになる。やれると思ってやっているとやれるのだ。足すことだけでなく、仕事を引くのだ。

休暇

仕事が一段落したら、休暇をとる。家族と一緒に過ごす。子供は親と一緒に過ごす時間が多ければ多いほど、親のいいところを受け継がせることができる。子供がとくに小さいときは父親が共に過ごす時間を多くとると母親のいいところと父親のいいところを受け継がせることができる。とかく子供が小さいときは父親は仕事が大変で時間をとるとこは難しいだろう。でも、子供の性格が固まるのは実は2、3才で決まってしまう。その間に母親が一人でイライラしながら子供を育てるのと、母親と父親が交替でかわいがるのとでは人格形成にどちらがよいかは明らかだろう。そして、子供が地域社会から可愛がられるように育てたら、また思いきり死語とに戻ればいい。ほんの数年のことなのだ。大変なのは。子供ができたら、しっかり休暇をとる。そのために、子供がいないときに精一杯働いておくのだ。これはお金を貯めておくという意味ではない。仕事の仕方をしっかりマスターしておくと、休みが取れるようになるのだ。

温泉

疲れた時は温泉が一番だ。温泉につかっては、温まったら出て、からだをパーツごとに洗っていく。何度も何度も温泉につかる。体がくたっとなる。そして、からだのなかにある疲れや心の中で我慢していたこと、神経の一本一本の間につまっていた汚れがからだの真ん中に集まってきて、それでも温泉に入っているとそのたまってきた諸々の黒いものたちがからだから、ボコッと音をたてて出ていく。そうすると解放された気持ちになって、心が和らぐのだ。温泉さん、ありがとう。

ぐっすり眠れるということ

仕事が臨戦態勢になると、気が張る。神経が研ぎ澄まされる。この子をここまで、あのお母さんにこうする、カウンセリングする、励ます、勇気づける、子供さんへの接し方を確認する、永遠に続いていく。どんなに食事や、入浴したり、気を使っても、神経を完全に休ませるというか、くたっとさせることはなかなかできない。だから、休みをいれるのだ。明日のことを考えなくていい状況は人間を安心させてくれる。全身全霊で仕事をしていると休みがとてもありがたいものに感じられる。からだが、こころが、神経がやすらぐ。とても気持ちがいい。神様、ありがとうございます。

プロは形を真似るのではない、考え方を掴むのだ。

プロは形を真似るのではない。形は大事だ。大事なんだけれど真似だけではプロにはなれない。次の段階がある。それは今まで真似ただけだったものを、自分で考えてつくりなおすことだ。真似では限界がある。なぜなら、誰かにやり方をいつもいつも教わらなくてはならない。また、真似るだけならばオウムと一緒なんだ。授業に魂が入らないのだ。一通り授業がでしるが授業に魂が入らないとどうなるか?このレベルでは顧客からは教わった満足感は得て頂くことはできないのだ。この満足感を求めて顧客は来る。だから、満足感を提供できないということは顧客から拒否されることが必然になってしまう。形を学んだら、自分で考えて組み立てることができるようになる。そうすると、顧客の要望にこたえることができるようになる。顧客の心を理解できるようになる。

必ずや道はある

どんな状況でも必ず事態を好転させることができる。自分の意識が必ず道があることを信じていくことが道が拓けるようになるこつだ。全ては自分の心の中にある。自分の心の意識が必ず道があることを信じて適切な努力を続けていけば、やがてうまく回っていくようになる。逆にもうダメだ、あきらめよう、どうせできないという否定的な意識でいれば事態は自然と諦めよう、やめよう、だめでいいという方向にいく。全ては自分の心の中にある。だから、意識をはっきりとやれる、できる、道は拓けるという方向へ持っていくことがセルフコントロールのこつだ。

人を追い詰めない。

人を変えようと思ったら、人を追い詰めたらいけない。人は追い詰めると、自分を守るために、言い訳を言ってしまう。嘘をついてしまう。理屈をこねてしまうのだ。さらに、自分以外のことに原因を求めて、逆に非難に転じてしまう。人は追い詰められると、素直に考える心の余裕を失ってしまうのだ。
その人に何か問題があったら責めない方がいい。指摘だけを行う。決して怒らないことだ。ひたすら指摘だけを行うのだ。そもそも人はそんなに簡単には変わらない。その人が問題を意識して、治そうと決め、行動を修正し、なおかつその行動が習慣になる必要がある。これは長い時間をかけて少しずつ少しずつ修正するものなのだ。だから、指摘だけを行う。そうすると、素直に考えることができるようになるタイミングがある。そのタイミングを待っていればいい。

答えが出るでは足りない。なぜそうなるのかをしっかりわかっていること。

答えが出るだけでは足りない。なぜそうなるのかをしっかりわかっていることが大切だ。こういう問題はこう機械的にやればいいと、頭で思考しないで解くと、次のステップに進めなくなってしまう。やがて、全範囲が試されるようになると、どういうときにこの機械的な解き方をしたらいいのかわからなくなる。解くことが勘になってしまう。そうなると、なかなか修正が利かない。今さら、本質から理解しなおそうと思ってもそう簡単にはいかない。だから、納得して、わかってやっていく。本当にわかるということが大切だ。

確かな自信を得るために。

確かな自信を得るためには、自分はきちんとやれている、適切な努力ができているという静かな確信が必要だ。だから、確実に、確実にわからせていく。基本的なことをパクパクと片付けていくことだ。夏の間に基本的なことがだいたい築けると落ち着いて追い込みができるのだ。