もしも、あなたにどうしても許せない人がいるのならば、できるだけ速やかにその人を許すことだ。許せない、一生忘れないと、いくらあなたが思っていてもその暗い思いは決して届かない。その人には。けれども、あなたがこうして許せない思いをかかえながら生活していくうちに確実にあなた自身の心は酸のように溶かし尽くされ、エネルギーを奪われていく。人を憎んだり恨んだりすることは、たとえ、その人がどんなに悪い人間でも、たとえあなたになんの落ち度がなくとも、あなたの心は荒廃し、決断力を奪われ、ボタンをかけ違えていってしまう。自分自身だけがますます不幸に吸い込まれていくのだ。その人への最も効果的な復讐は何か?それはあなたがその人を理由を問わず、許すことだ。赦すことだ。そして、あなたの心が軽くなり平安な気持ちを取り戻し、幸福になることじゃないか。少しもはやく気づいてくれることを心から願っている。
逆転する
私は逆転勝ちが好きだ。始め出遅れても、時間が無くても、たまたま何かのタイミングでスタートが遅れたか、本気になるのが遅かったか、それだけのことだ。ひとつずつ慌てずに手を打っていく。時間が無くても時間のせいにしない。スタートが遅れたせいにしない。何があっても人のせいにしない。諦めず、粘る。必ずやりとげる気持ちを日々強くしていく。すると、ある時決定的な理由がわかる。その時飛躍する。最後の最後で逆転する。私はその瞬間が好きなのだ。
行ける!
たんたんと理解させていく。確実に力がついていく。もうそろそろ結果が出るな、というところまでくる。しかし、すぐに結果が出る場合もあるが、出ない時もある。すぐに結果がでる場合は要注意だ。それはまだ本当の力ではない。ただの勢いだからだ。まだまだこれからだよ、ということを意識させる。それにたいしてもう、大丈夫だと思ってもなかなか結果がでないときがある。その理由をじっと考える。しばらくすると、結果がでない理由に行き着く。きちんと説明して覚悟させる。力がつくことと結果を出すなとは別のスキルがいる。絶対勝つぞ、という決意がいるのだ。その決意をさせる。それだけのことなのだ。そのとき行ける!と思うのだ。
強い心をもってほしい
受験は学力だけが求められているわけでは決してない。学力とプラス強い心がいる。だから、過去問は今までやったテキストとは違った表現で出題される。一見困ったなという問題は学力がためされているのではない。出題の意図を読み取れる冷静さや入学試験という一発勝負、一種の極限状態の中でどれだけ心が強いか、どれだけこの学校に来たいのかが試されていると思うとよい。
自由な空気をつくること
いつも仕事を純粋に打ち込めるようにする。あの人はわかってない、この人はこれがだめと陰でこそこそしていたり給料が安い、休みが少ない、サービス残業だと、外に不満を見つけている人はいい仕事なんてしない。技術を身につけ専門性を磨き、顧客にとって一番良いことを手間隙考えずやる。それだけでお互いを尊重しあえるようになる。自分に自信があるから、やれることをしっかりと責任もってやっているから、人には優しくなれる。外に不満を見つけている人は実は自分が充実してないことの不安を外に向けているのだな、ということがわかってきた。だから、ひたすらその人に自信がつくまで育てる。すると、自然と顔が穏やかで、だけどやることはきちっとやってくれる。筋のとおった主張ができるようになる。そっちのほうがずっと気持ちよく働けるはずだ。
私心を捨てること、人のためにつくしきること
始めは生活のために働く。それでいい。徐々に技術を身につけ専門性を磨き顧客に喜ばれるようになる。三年目になると心の底から自信が出てくるのがわかるはずだ。そこまではお金を自分で稼ぐこと。自分で稼いだお金を自分で使う喜びを味わえばいい。だが、そのうちに自分が充実しているだけだと物足りなくなってくる。本当に仕事を極めてくるともう採算とか利害とか損得とか打算とかはふっとんで、純粋に顧客にとって一番良いことを手間隙考えずにやり尽くしていくことが実は次につながってくる。損得抜きで仕事をしてしくことは短期的には損かもしれない。しかし、人生はうまくできていてやればやっただけ後で返ってくる。始め楽してうまくいけば後で楽してうまくいった代償が必ず求められる。後で実力のなさを思い知って、結局は本当の力がつくための努力をしていかなければならない。それにたいしてその時何ら見返りがなくとも寝食を忘れて仕事に取り組んでいけば、自分の経験値は確実に上がる。その経験値の蓄積が大きな財産になる。若いうちに思いっきり勉強して思いっきり働き思いっきり専門性を磨く。そうすればやがてあなたは社会からいつも指名がかかるようになる。
苦しい状況を楽しむために
苦しい状況を楽しむためにはコツがいる。簡単なコツだ。今あるものに感謝する。一歩の前進を素直に喜ぶ。これだけでいい。苦しい状況を苦しいと感じ続けると、苦しさに耐えることが生活になってしまう。苦しい状況にあっても苦しい状況の中で頑張れることに感謝する。この可能性がある状況にいることがありがたいのだ。だって、可能性があるから苦しいんでしょ。この苦しい状況でも自分の子供がここまで踏ん張ってるんでしよ。それを楽しむんですよ。,
もう一人の自分に考えてもらう
なかなかすぐには解決しそうにない問題はあまり真剣に考えなくていい。頭の中にその問題をポンといれて、あとは放っておく。すると、しばらくすると不思議と類する本に出会ったり詳しい人に会えたりヒントが勝手にやってくる。そういう解決の仕方もある。
やれると思っているとやれる
何かをやりたい、成し遂げたい、成功したい、合格したいと思った時、これはとても簡単なことだが、できると思っているとできる。本当にできるのだ。それだけで。やれると思っているから足りないものを見つけたら埋めればいいと考え、その努力ができる。やれると思っているから遠いゴールにも臆せず、今日も一歩ゴールに近づいたことを素直に喜び明日も一歩近づこうと思える。やれると思っているから苦しい時や伸び悩んだ時でも、たんたんと必要な努力ができる。やがて、ちょっと状況がよくなくても食らいついていく精神的な強さが身に付く。やれる人とやれない人の差はやれると思っているかやれないと思っているか、たったそれだけのことなのだ。
できないと思っていたらできない
何かをやりたい、成し遂げたい、成功したい、合格したいと思った時、できないと思っていたらできない。ここが悪いからだめだ、これがないからできない、環境が整ってないからできないんだ等々できない理由を自ら探して行く。あきらめよう、あきらめようという方向にもっていこうとする。様子を見てできそうだったらやる、と言う。しかしながら様子を見ていたら勝手にうまくいって成功してしまったなどということは決してない。