スイッチ

だんだんと、ひとりずつ、スイッチがはいっていく。ああ、やっとこの子はスイッチがはいったな。本気でやるということがどういうことかわかってくれたんだな。そういう時期がきたんだな。と。そうなると後は勝手にやってくれる。そばにいて、堪えず軌道修正をしてあげればよい。いつもいつものことだが、あんなにいい加減だったり横着だった生徒さんがこんなに成長するなんて、愛情かけて、手間をかけて、見捨てずに、その子のことを考え続けてよかったなあ、とこの瞬間がくると嬉しくなるのだ。

焼肉

仕事が一段落つくと焼肉屋さんに行きたくなる。仕事がなんとかなった充実感と終わった、という開放感。そして、始めに飲むビール。本当においしい。まあ、この瞬間のために生きているとも言える。

家族

私には家族がある。よくよく考えたらこんな私に家族がいることは奇跡的なことだ。今の私しか知らない人は、いやいやそんなことないですよ、先生、と言うのだが。それは私の青春時代がまったく華々しいものは無く、とっても、とっても暗くつらく、苦しいものだったことをしらないからだ。私の心の中は正直に言うと暗いのだ。家族がいるから頑張れるのだ。家族を大切にしよう。

水槽

自宅には水槽がある。熱帯魚が何びきかいる。時間がたつと苔がはえて水も汚れてくる。洗いたいなと思っていてもなかなかできなかったが、今日は祝日なので思いきって水を少し捨てて水槽をバスルームまで運び、洗った。苔を削り、砂利を米を研ぐように洗う。水草を整えて再び水を入れて熱帯魚を戻す。その間何も考えず、ただただ水槽がきれいになっていくのが楽しい。もとあったリビングにもどして、私の唯一のペットの家がきれいになったことを確認する。そうしたら、ついでにトイレとお風呂の掃除もしてしまった。何か心がすっきりした。

成長

国語が延びるまでにはためが必要だ。いい文章をしっかり読んでしっかり解く。熟読を積み上げていく。いい文章には力がある。人の心を動かす力が。だから、心が動く体験をたくさんしていくと、やがて心が豊かになるのだろう。表情が変わってくる。にこやかで、どこか余裕がある。そんな感じになる。

心を整える

目をつぶって、静かな気持ちでじっとしていると、だんだん心が落ち着いてくる。たとえ、どんなに忙しくても気持ちを整えてなにものにもとらわれない静寂の時間を持つ。これは長期間戦い抜くために不可欠な時間だ。今日も心を整えることができて本当によかった。

不思議

不思議だ。最近、心が何事にもとらわれず、ただただ落ち着いていて静かな時を過ごせる時間が増えた。どんなに忙しくても、トラブルがあっても、なんとなく力が入るでもなく強いのだ。こんな気持ちになかなかなれなかった。しかし、確実に落ち着いた気持ちでいられる時間が増えた。何かあっても軽く吹き飛ばしてしまう。そんな軽やかさなのだ。不思議だ。

逆転する

基本は忍耐しかない。焦っても何も変わらないし、なにもしなければもっと悪くなっていくだけだ。だから、やれることをやる。そして、毎日出来る手をひとつひとつ打っていく。忍耐強く。粘り強く。すると、ある時形勢がパタパタと逆転する時がくる。まるでオセロのように。

目覚める

ようやく目覚めた。昨年の疲れがなかなか取れずぐずぐずしていたのが、ようやく目覚めた。とても気持ちよい。毎年これくらいの時期にふっと、この目覚めた気持ちがわいてくる。さあ、やるぞ。身体が動き出すのだ。勝手に。